2018.05.11
PR MEMO

キャプテンアメリカからのミッションクリアで社会貢献!_海外PR事例vol.7

池永 千鶴

 

日本でも動画マーケティングが注目されていますが、皆さんも日常的に体験済みではないでしょうか? 企業サービスからカフェ紹介まで、私のFacebookのフィードは動画コンテンツであふれています。今回は、動画コンテンツの「短時間で多くの情報を伝えることが出来る」メリットをブランド認知に活用し、作成されたフィルムを評価する、Brand Film Festival New Yorkの受賞作品をご紹介します。

 

Brand Film Festival New York概要

設立3週年を迎えたまだ若いフィルムフェスティバルで、今年も3月3日にNYにて授賞式が開催されました。

エントリー作品は、大きく3つのカテゴリー(Core Categories、Specialty Categories、Craft and Tech Categories – Brought to you by NAB Show)に分けられますが、その受賞作品の基準は「YouTubeにUPされるような動画で、その年にもっとも芸術的でクリエイティブ、且つ最もオーディエンスの心に強く印象を与えた作品」とされています。今年は43作品が受賞作品となりました*エントリー動画の時間は20秒~10分以上で、フェスティバルの基準に従い投稿形態を選択する必要があります。

 

 

■作品概要

タイトル: Captain America Pranks Comic Fans with Surprise Escape Room

クライアント: Omaze

PRエージェンシー: Omaze (制作)、Derris (PRエージェンシー)

放映スタート: 2017年1月19日  

国:アメリカ合衆国

 

■ストーリー

キャプテンアメリカに出演した俳優Chris Evansはボストン病院にて治療を受ける小児がん患者、及びその家族が一時的に滞在できる低コストの滞在施設を提供する活動を行う非営利団体“Christopher’s Haven”のパートナーとして出演したことが始まりです。

 

ボストンのとあるコミックスストアの地下で待機するChris Evans。キャプテンアメリカのフィギアからChrisの声が発せられるように設定し、司令塔となって来店客に“Prnak”(いたずら)を仕掛けます。キャプテンアメリカのフィギアが「脱出ゲームに参加してみないかい?」と来店客たちに話しかけました。最初は疑心暗鬼ながらもノリのより3組がキャプテンアメリカから発信されるミッションをこなしていきます。最終的に全てのミッションをクリアし、待っていた先には・・・? ぜひ以下のURLよりフィルムのエンディングをご覧ください。

 

 Captain America Pranks Comic Fans with Surprise Escape Room→こちらから

 

■最後に

このフィルムを作ったOmazeというチャリティ団体は、オンラインの募金募集サイトで、2012年にカリフォルニアで設立されました。「once-in-a-lifetime experiences (人生に一度きりの体験)」のオファーに10ドルからの募金で参加できるプラットフォームを提供しています。数々のハリウッドスターなど著名人が参加しており、例えば「スターとピクニック」や、「出演スターに会える!映画のセットにご招待」などのチャリティイベントに10ドル募金することで抽選権を得ることができます(もちろん10ドル以上の募金も可能)。今回のプロジェクトでは本フィルムを作成し、YoutubeやSNSなどを使用して

 

Christopher's Haven”の活動を世界中に人々に知ってもらう事が目的でした。結果、86カ国の国々から2ヶ月で$477,730募ることに成功し、これはおおよそ310家族が家賃が高くて有名なボストンのアパートに1カ月滞在できる金額です。

 

アメリカでは“Prank"(いたずら)と呼ばれる、日本でいうドッキリをテーマにしたTVプログラムが定番で、ケーブルテレビのどこかのチャンネルでは常に放映されています。YoutubeなどにもよくUPされているの見たでことがある人も多いでしょう。元々チャリティが大変盛んな国で、国民性もありますが、笑い(ユーモア)とチャリティをセットにして伝えるカルチャーが社会に根付いていることもあり、動画を使用することでワールドワイドに通用するハリウッドスターの影響力と社会貢献が見事にマッチし、拡散に成功した例のひとつではないでしょうか?個人的には、日本でもこのような笑いとチャリティが結びついた活動がもっと盛り上がればと思っています。

 

池永 千鶴

化粧品メーカー等の商品企画を経て入社。主にB2Cのプロジェクトを担当。ブランド、商品、サービスの情報を広く認知させることだけでなく、「そのブランドのファン、企業のファン」となってもらうべく、市場参入時を含め、長期に渡る継続的成長を促す戦略構築を行う。