2017.12.28
EVENT・SEMINAR

2017年の振り返り 。今年ラストの「危機管理広勉強会」を開催

池永 千鶴

こんにちは。Story Design house 池永です。

 

2017年も終わりを迎える中、Story Design house(以下SDh)では17年怒涛の如く噴出した各大企業の不祥事を事例に、弊社のExective Adviserであり、危機管理広報のプロフェッショナルである風間氏と危機管理広報勉強会を開催しました。

 

今回の勉強会は時を同じくして、日経ビジネス12月18日号「謝罪の流儀」、広報会議2018年1月号「広報危機管理&炎上対策」共に巻頭特集が組まれたタイミングでもあり、広報業界に限らず今年を象徴する出来事だったことがうかがえました。

 

 

勉強会は「神戸製鋼所」、「日産自動車」、「SUBARU」3社の直近の具体的

事案を取り上げ、各社の「事象概要」、「社長会見」、「広報対応の流れ」について検討が加えられました。メディアに対する広報対応のやり方次第で記者への印象・心象が大きく左右されること、そしてそれが紙面に如実に表われてしまうことなど、風間氏の長年の経験から実践的な視点で説明いただきました。

 

特に3社に共通して言えることは、「問題発覚から、会見までの時間経過に見る”初動の遅さ”」です。

 

・神戸製鋼は、8月30日に社内調査にて品質データ改ざん発覚後、10月8日に副社長が会見。問題発覚から1カ月以上経過しての会見開催

・日産自動車は、9月18日に国交省の立ち入り検査で無資格者が新車の最終検査をしていたことが判明。9月29日に業務品質部長と国内広報部長が会見。問題発覚から11日後の会見開催

・SUBARUは、10月3日に社内調査で不正判明。27日朝、日経新聞の報道を受け、同日17時に社長と品質保証本部長が会見。不正判明からは3週間以上経過。スクープ報道後に会見開催

 

 

各社とも問題発覚から謝罪会見まで一連の流れに時間がかかりすぎたこと、また神戸製鋼と日産自動車では最初の会見にトップが姿を見せなかったことなどから、メディア、そして消費者の不信感を一層募らせてしまいました。

 

 

 

 

他にも、以下のようなテーマについてディスカッションが行われました。

 

・週末に問題が発覚した場合は?

・会見場所の選定

・会見時間の目安

・会見者の人選

・プレスリリース、そしてホームページ掲載での表現(どんな形で、そしてどんな温度感で?) など

 

 90分あまりの勉強会でしたが、大変活発に意見交換がなされた会となりました。この一連の不祥事は沈静化したわけではなく、年が明けた2018年も引き続き動向が注目されます。

 

2018年より定期的に広報勉強会を開催していく予定です。勉強会スケジュールは弊社HP、FBに掲載して参りますのでぜひお気軽にお問合せください。 

池永 千鶴

化粧品メーカー等の商品企画を経て入社。主にB2Cのプロジェクトを担当。ブランド、商品、サービスの情報を広く認知させることだけでなく、「そのブランドのファン、企業のファン」となってもらうべく、市場参入時を含め、長期に渡る継続的成長を促す戦略構築を行う。